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イギリスのベストセラー作家 カズオイシグロのおすすめの小説5冊

イギリスのベストセラー作家 カズオイシグロの面白かったおすすめの小説を紹介します。

私が初めて読んだカズオイシグロの小説は「わたしを離さないで」です。この小説がとても面白くて衝撃を受けたので、他の作品も読んでみました。作品数はそれほど多くないのですが、1作1作全くジャンルが異なり、人によって好みが別れる作品が多い印象を受けました。実際に読んでみて、個人的に面白かった小説を5冊紹介します。

わたしを離さないで/カズオ・イシグロ

この小説でカズオ・イシグロを初めて知りました。この小説はとても読みやすく、人によって好みが別れるということはあまりないと思うので、カズオ・イシグロの小説を初めて読む人はまずこの小説を読んでみることをおすすめします。

小説と同名タイトルで映画化もされています。

遠い山なみの光/カズオ・イシグロ

カズオ・イシグロのデビュー作です。娘の自殺に直面し、喪失感が漂う中、母親が過去を回想します。

母親が、妊娠した時の喜びや、子供のおもちゃについて考えるときの幸せな気持ちなど、本来ならば読んでいて幸せな気持ちにさせてくれるシーンでも、その子供が将来自殺してしまうという事実を知ってしまっているため、日常のシーンでもどこか切ない・悲しい気持ちが離れませんでした。

何でもない日々の日常が愛しく思えるところは「わたしを離さないで」に通じるものがありました。

わたしたちが孤児だったころ/カズオ・イシグロ

題名の通り、「孤児」に焦点を当てた物語です。幼少期に両親が失踪し、孤児となった探偵の主人公が、大人になり、両親の失踪を調査するために上海へ行きます。

推理小説のようなミステリー要素も多少はありながら、ジワーッと心に響くような重い内容で、読み終わった時はなんとも言えない不思議な気持ちになりました。

日の名残り/カズオ・イシグロ

イギリスの最高の文学賞、ブッカー賞を受賞した作品です。

英国貴族に仕える執事の物語という、日本人には馴染みのないことが多いので、最初はなかなか物語に入れませんでしたが、途中からは主人公の執事にすっかり魅了されて、夢中になって読めました。独特の世界観なので、好みが別れるかもしれませんが、カズオ・イシグロの小説が好きな人には楽しめると思います。

忘れられた巨人/カズオ・イシグロ

鬼・騎士・竜などが出てくるファンタジーの要素がある小説です。今までの作品とは全く異なる雰囲気ですが、人の記憶や過去を重要視するところは他の作品に通じるところがあります。こちらも独特の世界観なので、好みが別れるかもしれません。

現代は、記憶力よりも、ストレス社会を生きるために辛いことから立ち直るための忘却力が重要視されていますが、この作品を通して改めて過去・記憶について考えさせられました。