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SQLの基本的なことからスタートし、高度な検索・集計方法などの応用テクニックまでできるスキルを紹介します。


MERGE文でINSERTとUPDATEを一回で行う

テーブルにデータがすでに存在している場合は更新(UPDATE)、存在していない場合は登録(INSERT)をしたい場合があると思います。

例えば以下のような場合です。

「社員マスタ」というテーブルがあります。カラムは下記のとおりです。(わかりやすくするため、正規化は考えていません)

社員マスタ
社員コード社員名年齢
1テスト社員142
2テスト社員230
3テスト社員320

また、以下のような「退職社員マスタ」というテーブルがあります。

退職社員マスタ
社員コード社員名年齢
1テスト社員131

30歳以上の社員を退職社員マスタに登録したい場合、退職社員マスタのデータが空の場合は SQL SELECTした結果をINSERTで登録する で紹介したように、SELECT-INSERTで1回で登録することができます。

退職社員マスタにすでにデータあるときは、主キー重複エラーなどを回避するため、存在チェックなどを行う必要が出てきます。

MERGE文

MERGE文を使えば一回のSQLで、退職社員マスタにデータが存在しない場合はINSERT、すでに存在している場合はUPDATEといった処理を簡単に行うことができます。

MERGE INTO 退職社員マスタ T1 --登録先のデータ
USING (
  --登録元のデータ
  SELECT
    S1.社員コード
    ,S1.社員名
    ,S1.年齢
  FROM
    社員マスタ S1
  WHERE
    S1.年齢 >= 30
)
ON (
  --登録先のデータと登録元のデータを結合
  --(登録元のデータが登録先に登録されているかどうかの判定)
  T1.社員コード = S1.社員コード
)
WHEN MATCHED THEN
  --登録先すでに存在している場合
  UPDATE SET
    T1.社員名 = S1.社員名
    ,T1.年齢 = S1.年齢
WHEN NOT MATCHED THEN
  --登録先に存在しない場合
  INSERT
    (社員コード, 社員名, 年齢)
  VALUES
    (S1.社員コード, S1.社員名, S1.年齢)
退職社員マスタ
社員コード社員名年齢
1テスト社員142
2テスト社員230

テスト社員1はデータが存在するためUPDATEされ、テスト社員2はデータがなかったのでINSERTされました。

UPDATEにWHERE句を追加

例えば上記のSQLで「社員名が変更された時だけ年齢を更新したい」という要望があった場合は、UPDATEの処理にWHERE句の条件を追加することができます。

--省略

WHEN MATCHED THEN
  --登録先すでに存在している場合
  UPDATE SET
    T1.社員名 = S1.社員名
    ,T1.年齢 = S1.年齢
    --登録元と登録先の社員名が異なる場合(社員名変更された場合)のみUPDATEを行う
    WHERE T1.社員名 <> S1.社員名

--省略

MERGE文を使いこなせればかなりシンプルにSQLを実装することができるようになります。






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