SQL SELECT句の基本的な使い方

SELECT句ではデータベースの指定したテーブルからデータを取得する際に、どの項目を取得するか指定します。下記に具体的な使い方を紹介します。

「商品マスタ」というテーブルがあります。カラムは下記のとおりです

商品マスタ
商品コード商品名単価
1ペン100
2ノート200

商品マスタのデータをすべて表示したい。

SQLは下記のようになります。

SELECT *
FROM 商品マスタ

--もしくは

SELECT 商品コード
    ,商品名
    ,単価
FROM 商品マスタ
実行結果
商品コード商品名単価
1ペン100
2ノート200

FROM句で取得するテーブルを指定し、SELECT句で取得したいカラムを指定します。*を指定した場合は「すべてのカラム」と同じ意味になります。

列名のあとにAS 別名を指定することで、取得した列の名前を自由に変更することができます。

SELECT 商品コード AS CODE
    ,商品名 AS NAME
    ,単価 AS PRICE
FROM 商品マスタ
実行結果
CODENAMEPRICE
1ペン100
2ノート200

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