感動する・泣けるおすすめの海外文学5冊(海外小説)
おすすめの感動する海外小説を紹介します。
海外小説というと、翻訳によっては読みづらかったり、文化の違いから世界観になかなか入り込めなかったりして、敬遠されがちですが、ここで紹介する海外小説はとても読みやすく、夢中になって読める本ばかりです。
日々のストレスは読書で解消しましょう。
感動する日本人作家の小説も感動する・泣けるおすすめの小説5冊(日本人作家)で紹介していますので、あわせてご覧ください。
わたしを離さないで/カズオ・イシグロ
途中から読み進めるのが惜しくなるくらい、夢中になって読めました。
「ここが泣き所です!」といった場面はとくに感じなかったのですが、最初から最後までどこか悲しい・切ない感じで、淡々と物語が進んでいきます。
英米でベストセラーになり、様々な賞を受賞・ノミネートされました。小説と同名タイトルで映画化もされています。
また、作者はノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロです。
朗読者/ベルンハルト シュリンク
最初は恋愛小説かと思いましたが、途中から雰囲気がガラリと変わります。
ドイツの戦後を書いた物語で、ドイツ本国では国語(道徳?)の教科書にも載っているようです。
戦争・法律など、難しいテーマが取り上げられていますが、とても読みやすく、世界観に引き込まれます。
まさに世界中が涙したベストセラーです。「愛を読むひと」という題名で映画化もされています。
天国からはじまる物語/ガブリエル ゼヴィン
悲しさ・切なさによる感動ではなく、登場人物の温かさ・優しさに触れて、感動することができます。
物語だけでなく文章も、児童文学のような、子供でも読みやすい優しい文章なのが印象的でした。
温かい気持ちになれる優しい小説です。
白い犬とワルツを/テリー ケイ
主人公の老人サムの一人で生活しようとする態度に戸惑いながらも、サムを心配する子供たち(子供といっても老人サムの子供なので年齢的には大人なのですが)との温かい触れ合いがとても良かったです。
アメリカの田舎独特の雰囲気が出ていて、世界観に入り込めました。
悲しさよりも、温かい家族愛が印象的でした。
あるときの物語/ルース・オゼキ
9.11のテロや3.11の震災、戦争、イジメ、自殺などの重いテーマが扱われており、上下巻2冊の壮大な物語です。
辛い人生でも生きる希望を与えてくれる素晴らしい小説です。
とくに主人公のナオと同じ世代の、悩みの多い中学生・高校生にぜひとも読んでいただきたい1冊です。
様々な雑誌に取り上げられ、大絶賛された小説です。