登山好きにおすすめの小説「八月の六日間」レビュー
「八月の六日間」北村薫 (著)がとても面白く、気持ちが元気になり、山に行きたくなったので紹介します。
お疲れ気味の心に、ホッと栄養補給、しませんか。
毎日がんばっているあなたへ。滋養たっぷりのお仕事&山歩き小説!!帯の紹介文より
レビュー
帯の紹介文通り、元気がもらえました!北村薫さんの小説は初めて読んだのですが、文章が素晴らしく、読んでいてとても楽しい気持ちになりました。
素晴らしい日本語の文章を書く方だなぁ...と感動しました。
主人公が女性だったので、てっきり作者も女性の方だろうな(薫という名前なので...)、と読んでいるときは思っていたのですが、男性と知ってびっくりしました。
それほど女性の主人公が魅力的に書かれていました。他の作品も読んでみようと思いました。
山の場面を終始書いているわけではなく、主人公の仕事・友人関係・恋愛などの誰もが共感できる人間的・日常的な場面が、山の自然をより魅力的に引き立てている印象を受けました。
山に行きたくなる小説
この小説を読んで今度本格的な登山をしてみようと思いました。
しかし、本の最後の補足にも書かれている通り、「気軽な気持ちで山に行くことがないよう、」とのことなので、まずは日帰りでのトレッキングやハイキングで、主人公のように実力に見合ったところから鍛錬を積んでいこうと思いました。
それくらい、登山の楽しさが十分に伝わってきました。