笑いが止まらない!コメディ小説「窓から逃げた100歳老人」
久々にこんなに笑える小説に出会いました。本屋でふと目に止まったスウェーデンの小説「窓から逃げた100歳老人」ヨナス ヨナソン (著)がとても面白かったです。
史上最高(齢)ヒーロー誕生!
100歳の誕生日に老人ホームから逃げ出した主人公の珍道中と20世紀の世界史が交差するアドベンチャーコメディ!帯の紹介文より
レビュー
ストーリーはもちろんなのですが、印象的だったのが、読者を笑わせてくれる文章です。
ある登場人物の説明にあえて同じ表現を何回も使ったりして、おもわず「何回言うねん!」と突っ込みたくなりました(笑)ストーリーだけでなく、文章の表現でこんなに笑わせてくれる小説には初めて出会いました。
翻訳の功績も大きいかもしれません。
ブラックユーモア満載!
ブラックユーモア満載でシュールな展開がすさまじいです。とある理由から主人公はギャングに追われることになるのですが、逆にギャングに同情してしまうような展開もちらほらと...
主人公の現在の出来事と過去の出来事が交互に語られるのですが、過去については特にぶっとんだ展開です!
世界史の教科書の20世紀のページに太字で出てくるような歴史上の人物と様々なやりとりがあります。ある意味で世界史の勉強になるかもしれません。