鼻中隔湾曲症の入院・手術 体験記 -検査から入院まで-
以前、鼻中隔湾曲症の手術を受けました。この記事を書いている現在、手術を受けてから半年ほどが経過しており、記憶があいまいな部分もありますが、現在の鼻の状況や入院・手術の体験談などをまとめようと思います。
鼻中隔湾曲症の手術をこれから受ける方や、手術を考えている方に少しでも参考になれば幸いです。
手術後から現在までについては鼻中隔湾曲症の入院・手術 体験記 -手術から現在まで-をご覧ください。
手術前の症状
手術を受ける前は、睡眠時に鼻孔(左側)がふさがってしまい、鼻呼吸ができなくなって、いびきをかいてしまい、睡眠の質が低下する。という状況でした。
ibikiで紹介したように、いろいろな鼻孔拡張商品を使用してなんとか生活していたのですが、鼻孔拡張商品は基本的に消耗品なので、毎日使用していると効果がなくなってきます。
そうなると費用もかかってきまので、このまま一生鼻孔拡張商品に頼って生活するよりも、手術を受けて根本的な解決をしたいという考えになっていきました。
手術が決定するまで
まずは近所の小さな耳鼻科に行きました。
私の場合は、完全に鼻腔が塞がっているというわけではなかったうえ、鼻炎アレルギーという診断を受けたので、アレルギーの薬で腫れが引けば症状が改善するかもしれないということなので、手術を受ける前に鼻炎アレルギーの薬で様子を見ようということになりました。
一ヶ月ほど様子を見たのですが、改善する様子はありませんでした。
通っていた耳鼻科では鼻中隔湾曲症の手術はできないので、大きな総合病院の紹介状を書いてもらいました。
総合病院の耳鼻科で、レントゲンなど色々と検査を受けたところ、鼻炎アレルギーが改善すれば症状は改善するかもしれないという、前回の耳鼻科と同じ診断を受けました。
手術を受けずに治ればそれに越したことはないので、前回よりも効き目の強い薬をもらい、もう一ヶ月様子を見ることにしました。
しかし、結局症状はあまり改善せずに、手術を受けたい旨を伝えました。
入院まで
私の通っていた病院では鼻中隔湾曲症の手術には全身麻酔で一週間ほどの入院が必要とのことでした。
ネットで調べたところ、日帰りでできるところもあったので、少し残念な気持ちになりましたが、結果的には入院してよかったと思っています。
鼻中隔湾曲症は、基本的には癌のように放っておくと症状が悪化するわけではありませんし、本人さえ良ければ放っておいても問題ない病気なので、医師が強く手術を勧めるということはなく、あくまで本人の意思で手術を受けるということを説明されました。
また、手術をしても症状が改善しない場合もあることなど、色々と説明を受けました。
医師からすれば医学(科学)の世界に100%はない以上、いろいろと怖いことを説明しなければならない立場を理解しつつ、手術の予約をしました。
鼻中隔湾曲症は緊急性がないので、手術は予約制で約三ヶ月待ちということでした。
入院する前に、何度か手術前の検査を受けに病院に行き、血液や尿や肺活量などの検査を行いました。
入院
手術日の前日、入院生活の説明やいろいろな手続きなどに加えて、麻酔科の先生から手術の説明を受けました。
こちらもやはり「万が一呼吸困難になった場合は...」など怖いお話をたくさん受けましたが、最後に「全身麻酔は赤ちゃんからお年寄りまで毎日日常的に行われていることなので過度な心配は不要です」とのお言葉を頂き、勇気づけられました。優しい感じの先生で大分救われました。