東野圭吾のおすすめの小説5冊
これから東野圭吾の小説を読もうと思っているが、たくさんありすぎてどれを読めばいいか迷っているという方、私がいままで読んだ東野圭吾の小説で特に面白かったものを紹介します。
昔図書館で夢中になって読んだ本ばかりですので、少し前の本が中心になります。
幻夜/東野 圭吾
ドラマ化された「白夜行」の姉妹版の小説です。白夜行を読んでいなくてもストーリーを理解するのに支障はありません。(姉妹版と言われなければわからないほどつながりはありません)
美人で性格の悪い悪女に哀れな男が騙されるというのは東野圭吾さんの小説ではたびたび見かけるシーンですが、「幻夜」は特に凄まじいです。
赤い指/東野 圭吾
推理小説なのですが、普通の推理小説とは違い、犯人は最初からわかっている状態で物語は進んでいきます。
「狂った家族の物語」という言い方ができると思います。ただ犯人やトリックを暴くだけでなく、家族のあり方など深く考えさせられる1冊です。
秘密/東野 圭吾
妻と小学五年生を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだ筈の妻だった──。
というありえない設定なのですが、この設定を存分に活かし、とても面白く、夢中になって読むことができました。最後は泣けました。
天空の蜂/東野 圭吾
私が読んだのは映画化や福島の原発事故の起こるだいぶ前でしたので、純粋にストーリーを楽しめましたが、おそらく今読んだら全く違った感想になると思います。
この小説を原発事故よりはるか前に書けるとは、東野圭吾さんおそるべし...
流星の絆/東野 圭吾
ドラマ化されたので知っている方も多いと思います。「幻夜」や「白夜行」に雰囲気が近いです。推理小説のようなミステリー要素も強く、続きが気になり一気に読んでしまいました。
この小説にも美女に騙させる哀れな男がちらほらと...