中学生におすすめ 思春期に心の成長をもたらす小説5冊
中学生に読んでもらいたいおすすめの小説を紹介します。悩みの多い複雑な時期の中学生が、小説を通して精神的な成長ができるような小説を選びました。
思春期で精神的に不安定なこの時期には、小説での人生の疑似体験を通していろいろな経験や価値観を養っていくことが大切だと思います。
また、小学生向けに読みやすい優しい文章の小説を小学生におすすめ 主人公と共に成長できる小説5冊で紹介しています。
MOMENT/本多 孝好
病院で清掃員として働く青年が、死の近い患者や重い病気の患者の願いを叶えていく物語です。感動的な物語と思いきや、虚しく・悲しくなるような展開も多く、生と死について改めて考えさせられました。
この小説が楽しめた人には、姉妹編の「WILL」も読んでみることをおすすめします。
あるときの物語/ルース・オゼキ
中学生に学んでほしいこと・考えてほしいことは全てこの小説に集約されているように感じました。いじめや自殺などの重いテーマが扱われていますが、ストーリー自体はとてもおもしろく、夢中になって読むことが出来ました。辛い人生でも生きる希望を与えてくれる素晴らしい小説です。
西の魔女が死んだ/梨木 香歩
中学生の主人公まいがおばあちゃんと一緒に暮らし、自然とともに生きる生活の知恵を学びながら成長していく物語です。主人公のまいとともに、読者も一緒に成長できると思います。泣ける小説として紹介されることの多い評価の高い一冊です。
映画化もされています。
秘密/東野 圭吾
東野圭吾の小説は学校の図書館にも何冊かあると思います。とても読みやすく面白いので、学生時代は図書館で夢中になって読んだ記憶があります。小説の面白さを知るきっかけになる作家だと思います。
「秘密」は東野圭吾の中でもとくに印象に残っている小説です。
海辺のカフカ/村上 春樹
村上春樹の小説で初めて読んだ小説がこの「海辺のカフカ」でした。読み手を惹きつける文章やストーリーは、さすがは世界の村上春樹といった印象でした。
芸術作品のように、わかる人にしかわからないという、解釈が読み手に委ねられているようなシーンも多いですが、世界的な作家の小説を学生時代に一冊は読んでおくことをおすすめします。