ミステリー海外小説 ケイト・モートン「秘密」レビュー・感想
感動のベストセラーミステリー海外小説「忘れられた花園」レビューで紹介したケイト・モートンの小説「忘れられた花園」でとても衝撃を受けたので、ケイト・モートンの別の作品も読んでみようと思い、「リヴァトン館」と「秘密」を読みました。
両作品ともとても面白かったですが、特に面白かった「秘密」ケイト・モートン (著)を、紹介・レビューします。
レビュー
※以下は多少のネタバレを含みますのでご注意ください
下巻の展開がすさまじい
上下巻ある壮大な物語です。下巻の物語の展開はすさまじいです。先が気になりページをめくる手がとまらない、いわゆる徹夜本という印象でした。
「秘密」というタイトルにふさわしい、最後の最後まで謎解きは続き、最後に読み終えたあとは謎がすべて明らかにされたことによる満足感がありました。
ドラマ化希望だが...
「忘れられた花園」を読んだ時にドラマ化をすごく期待したのですが、この作品もドラマ化したら面白いと思いました。
しかし、よく考えてみると映像化はとても難しいと気づきました。小説だからこそできるストーリーもあるのだとこの作品を通して知ることが出来ました。
ドクターフー?
ストーリーとは全く関係ありませんが、スゴく面白いおすすめのイギリスの海外ドラマ5作で紹介した、イギリスの国民的ドラマ「ドクターフー」について言及している箇所があり、思わずテンションが上がってしまいました。
「電話ボックスなんてまだあるの?」
「どうやらあるみたいだ。これが時空移動装置 (SFドラマ『ドクター・フー』に登場) じゃなければだけど。 ...作中より
補足があるのもよかったです。日本ではドクターフーはあまり知られていないので、訳者もしくは出版社が気を利かしてつけてくれたんでしょうか。