html5 canvasで色の指定と四角形の描画

前回のhtml5 canvasの基本的な使い方で、canvasの基本と描画する予備知識を紹介しました。 今回から実際に図形を描画していく方法を紹介します。最初はおそらく一番シンプルな関数である四角形を描画する関数の使い方を紹介します。

四角形

四角形を描画する関数は以下の3種類が用意されています。

関数

fillRect(x座標, y座標, 横幅, 高さ)

引数のx座標, y座標を起点(左上)に、引数の横幅, 高さのサイズで四角形を描画します。

strokeRect(x座標, y座標, 横幅, 高さ)

引数のx座標, y座標を起点(左上)に、引数の横幅, 高さのサイズで四角形の枠線を描画します。

clearRect(x座標, y座標, 横幅, 高さ)

引数のx座標, y座標を起点(左上)に、引数の横幅, 高さのサイズで四角形を透明で描画します。 ペイントソフトでいう消しゴムのような機能です。

実装例

それでは具体的に図形を描画していきます。

$(function ($) {
  //jQueryを使用しています
  //画面ロードイベントでcanvasの描画処理を実行します
  var canvas = $('#canvas')[0];
  if (canvas.getContext){ //古いブラウザなどcanvasが未対応の場合は処理を行わない
    var context = canvas.getContext('2d');
    //以降に描画内容を記載する

    //(x,y)=(20,50)を起点に横幅400,高さ500の四角形を描画します
    context.fillRect(20, 50, 400, 500);

    //(x,y)=(50,40)を起点に横幅200,高さ200の四角形の枠線を描画します
    context.strokeRect(50, 40, 200, 200);

    //(x,y)=(80,30)を起点に横幅100,高さ500の四角形の範囲をクリアします
    context.clearRect(80, 30 , 100, 500);
  }
});

図形を描画する関数を呼ぶ前に、スタイルを指定することによって、色をつけたりグラデーションをつけることができます。

図形の色を指定

fillRectで描画する図形の色を指定する場合はfillStyle = 色を指定します。

strokeRectで描画する図形の色を指定する場合はstrokeStyle = 色を指定します。

色は単色だけでなく、グラデーションを定義することもできます。

色を指定して描画すると下記のようになります。

$(function ($) {
  //jQueryを使用しています
  //画面ロードイベントでcanvasの描画処理を実行します
  var canvas = $('#canvas')[0];
  if (canvas.getContext){ //古いブラウザなどcanvasが未対応の場合は処理を行わない
    var context = canvas.getContext('2d');
    //以降に描画内容を記載する

    //描画前に色を指定します
    context.fillStyle = 'rgb(0, 0, 255)';
    //(x,y)=(20,50)を起点に横幅400,高さ500の四角形を描画します
    context.fillRect(20, 50, 400, 500);

    //描画前に色を指定します
    context.strokeStyle = 'rgb(255, 0, 0)';
    //(x,y)=(50,40)を起点に横幅200,高さ200の四角形の枠線を描画します
    context.strokeRect(50, 40, 200, 200);

    //(x,y)=(80,30)を起点に横幅100,高さ500の四角形の範囲をクリアします
    context.clearRect(80, 30 , 100, 500);
  }
});

図形の重なり

図形は上に記載した順に上書きされていきます。

上記のコードではfillRectstrokeRectclearRectの順で実行しているので、fillRectで描画した四角形の上にstrokeRectの線が上書きされ、最後にclearRectで先に描画した図形を消しています。

線、円、三角形などの複雑な図形を描画するためにはパスの考え方を理解する必要があります。

次ページでは多角形の描画方法とパスの基本的な考え方を説明します。


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