PL/SQL プロシージャでSQL文の中で条件分岐を行う
PL/SQL
プロシージャで、パラメータなどの値によってSQL
の条件を変更するとき、IF
文で条件分岐をすることができますが、IF
とELSE
で同じようなSQL
の場合は、同じようなSQL
を複数箇所に記述しなければなりません。
例えば、パラメータA=1
の場合は社員全員取得し、以外の場合は退職社員以外の社員を取得したい場合、IF
文で分岐すると以下のようになります。
社員コード | 社員名 | 退職フラグ |
---|---|---|
1 | テスト社員1 | 1 |
2 | テスト社員2 | 0 |
3 | テスト社員3 | 1 |
IF パラメータA = 1 THEN
--パラメータA=1のときは社員全員取得全員
SELECT
T1.社員コード
,T1.社員名
FROM
社員マスタ T1
ELSE
--パラメータA<>1のときは在籍社員のみ取得
SELECT
T1.社員コード
,T1.社員名
FROM
社員マスタ T1
WHERE
T1.退職フラグ = 0
END IF;
2箇所に記述したSQL
は、以下のようにOR
条件を使えば、1箇所にまとめることができます。
SELECT
T1.社員コード
,T1.社員名
FROM
社員マスタ T1
WHERE 1=1
AND (
(
--パラメータA=1のときは社員全員取得全員
パラメータA = 1
) OR (
--パラメータA<>1のときは在籍社員のみ取得
パラメータA <> 1
AND T1.退職フラグ = 0
)
)
パラメータA=1
の場合は、OR
の上の条件が適用され、パラメータA<>1
の場合は、OR
の下の条件が適用されます。
1つにまとめることができれば、実装効率や保守性も上がると思います。
ただ、IF
文で分岐するのと比べて、あまりにパフォーマンスが悪化してしまった場合は面倒でもIF
文で分岐したほうがいいかもしれません。