英語学習|ジブリ映画のタイトルは英語版だとこうなる

ジブリ映画は世界中で大人気なので、様々な言語でDVDが出ています。

英語の勉強を兼ねて英語音声で見たことがあるのですが、タイトルがとても印象に残っています。

タイトルを日本語と英語で比較してみました。

風の谷のナウシカ/Nausicaa Of The Valley Of The Wind

ナウシカはNausicaaで最後にaが2つ付きます。Valleyは「谷」、Windは「風」なので日本語通りです。

天空の城ラピュタ/Laputa: Castle In The Sky

「Laputa」はつかない場合もあります。Castle In The Skyはそのまま「天空の城」と訳せそうです。

ちなみにムスカはMuskaです。。。

となりのトトロ/My Neighbour Totoro

トトロはそのままTotoroで、Neighbourは「隣人」なのでそのまま日本語通りです。

火垂るの墓/Grave Of The Fireflies

ジブリ映画は海外のアマゾンのレビューでも軒並み高評価なのが日本人としてとても誇りに思いますし、嬉しいのですが、火垂るの墓が高評価なのはまた違った意味でとても素晴らしいことなのかもしれません。

Graveは「墓」、Firefliesは「ホタル」なのでこちらもそのまま日本語通りです。

魔女の宅急便/Kiki's Delivery Service

Delivery Serviceは「配送便」「配達サービス」の意味があります。

日本語のタイトルとは違い、直訳で「キキの配達サービス」となっています。日本語だとだいぶ違和感がありますが、英語圏ではこの方がしっくりくるのかもしれません。

ちなみに英語音声だとジジの声がおじさんのような声で全然可愛くありませんでした...やはり日本の声優は世界トップクラスのクオリティですね。

おもひでぽろぽろ/Only Yesterday

Only Yesterdayは「つい昨日」という意味があります。

紅の豚/Porco Rosso

Porco Rossoは英語ではなく、イタリア語です。Porcoは「豚」「豚野郎」という意味で、汚い言い方をするときに使うようです。Rossoは「紅」の意味がありますので直訳で「紅の豚」になります。

平成狸合戦ぽんぽこ/Pom Poko

日本語の「ぽんぽこ」もちゃんとした意味がよくわかっていませんが...擬音でしょうか。調べてもよくわかりませんでした。

耳をすませば/Whisper Of The Heart

Whisperは「ささやき」、Heartは「心」を意味します。

このDVDのジャケットはお気に入りです。ちなみに「男爵」はBaronです。

もののけ姫/Princess Mononoke

「もののけ」は日本語のままMononokeになっています。Princessは「姫」なので、そのまま「もののけ姫」となります。

「もののけ」は漢字だと「物の気」「物の怪」と書き、たたりを意味します。

ホーホケキョ となりの山田くん/My Neighbours The Yamadas

「となりのトトロ」と同じくNeighboursが使われています。

千と千尋の神隠し/Spirited Away

Spiritは「霊」を意味します。Awayはこの場合は「なくなる」「消失」の意味で、Spirited Awayだと「神隠し」になります。

英語でも「神隠し」と同じ概念があるのが意外でした。

猫の恩返し/Cat Returns

Returnは「返す」という意味があるのでそのまま日本語通りです。

ハウルの動く城/Howl's Moving Castle

まさにそのまま直訳で「ハウルの動く城」になります。

ちなみに「カルシュファー」は英語表記だとCalciferです。また「かかし」はScarecrowです。

ゲド戦記/Tales From Earthsea

Taleは「物語」を意味します。Earthseaは作品の舞台なので、「Earthseaからの物語」となります。

崖の上のポニョ/Ponyo

ポニョはそのままPonyoです。

英語のタイトルは日本語と比べてだいぶシンプルなことが多いです。

借りぐらしのアリエッティ/Arrietty

こちらもシンプルにArriettyだけになっています。

コクリコ坂から/From Up On Poppy Hill

「コクリコ」とはフランス語で「ひなげし」という花の意味のようです。そして、「ひなげし」を英語にするとPoppyになります。

風立ちぬ/Wind Rises

「立ちぬ」は「立たない」の意味なのかと思っていましたが、英語のタイトルがWind Risesなので、調べたところ「ぬ」は否定ではなく完了を意味するようです。学校の古文の授業で習ったのかもしれませんが忘れてしまいました...

かぐや姫の物語/The Tale of the Princess Kaguya

おそらく英語圏の人が「かぐや姫」と聞いてもピンとこないかもしれません。

Princess Mononokeで「もののけ姫」、Princess Kaguyaで「かぐや姫」となります。

思い出のマーニー/When Marnie Was There

直訳すると「マーニーがそこにいたとき」でしょうか。

こうしてみると日本語のタイトルは意外と意味深のものが多い気がします。


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