SQL oracleでnullを比較する際の注意点

Oraclenullを扱うときに注意する点をまとめました。

イコール(=)ではなくISで比較する

値がnullのデータを取得したいときは、イコール(=)ではなくIS NULLで取得する必要があります。

例えば以下のテーブルで年齢がnullの社員を取得する場合のSQLは以下になります。

社員マスタ
社員コード社員名年齢
1テスト社員142
2テスト社員2null
3テスト社員320
SELECT 社員コード
FROM 社員マスタ
WHERE 年齢 IS NULL

空文字もnullとして扱われる

Oracleでは空文字のデータもnullとして扱われます。

なので、登録時には空文字('')を登録しても、SELECTするときにはカラム = ''ではなく、カラム IS NULLで取得する必要があります。

NOTイコールで注意する

意外と見落としがちな事項です。

例えば退職フラグ(1=退職、以外は在職)のnull許可されているカラムがあり、在職社員を取得したい場合、以下のSQLではnullのデータが正しく取得でしません。

社員マスタ
社員コード社員名退職フラグ
1テスト社員11
2テスト社員20
3テスト社員3null
SELECT 社員コード
FROM 社員マスタ
WHERE 退職フラグ <> 1

退職フラグ <> 1では退職フラグがnullのデータが取得されません。

nullも含めて取得する場合は、NVL関数などでnull0に置き換えるなどの処理が必要になります。

SELECT 社員コード
FROM 社員マスタ
WHERE NVL(退職フラグ,0) <> 1

退職フラグにインデックスが張られている場合、NVL関数を使用してしまうと、インデックスが効かなくなってしまいます。

なのでこのような場合はそもそもテーブル設計時にnull許可をしないのがいいかと思います。


関連記事

  • SQL WITH句でVIEWを作成し重複するSQL文をまとめる

    WITH句でVIEWを作成し重複するSQL文をまとめる方法を説明します。WITH句を使えば1つの副問い合わせ(SQL)を複数の箇所で使いまわすことができます。


  • SQL OVER句の分析関数で効率よくデータを集計する

    分析関数を使用すれば、効率よく簡単にデータを集計することができます。集計関数COUNTの後にOVERを指定して、分析関数として集計します。OVERの中のPARTITION BYとORDER BYで分析...


  • SQL ORDER BY句で取得したデータを並び替える

    ORDER BY句で取得したデータを並び替える(ソート)方法について説明します。取得するデータを並び替えるには、ORDER BY句でソートしたいカラムを指定します。


  • SQL oracleでnullを比較する際の注意点

    oracleでnullを扱うときに注意する点をまとめました。値がnullのデータを取得したいときは、イコール(=)ではなくIS NULLで取得する必要があります。nullも含めて取得する場合は、NVL...


  • SQL MERGE文でINSERTとUPDATEを一回で行う

    テーブルにデータがすでに存在している場合は更新(UPDATE)、存在していない場合は登録(INSERT)をしたい場合があると思います。MERGE文を使えば一回のSQLで、INSERTとUPDATEの処...


  • SQL PARTITION BYで効率よくデータを取得する

    PARTITION BYをうまく使用すれば、効率よく簡単にデータを集計だけでなく、取得することができます。PATITION BYで部署コード単位で集計することができるようになります。売上累計の降順で並...


  • SQL INSERT文でデータを登録する

    INSERT文でデータベースに新しいデータを登録する方法を紹介します。テーブルに新しいデータを登録したい場合、以下のようなSQLを実行します。


  • SQL インデックスが効かない場合の原因と対処法

    テーブルにインデックスを張っていても実行計画を見るとなぜかテーブルがフルスキャンされていて「なんで?」となった経験があるかと思います。せっかく張ったインデックスが効かないSQLの実装例と対処法を紹介し...


  • SQL IN句をEXISTS句に変換する方法

    IN句をEXISTS句に変換する方法を紹介します。IN句よりもEXISTS句のほうがパフォーマンスが良くなる場合が多いので、主にレスポンス対策としてこの書き換えを行うことが多いと思います。


  • SQL IN句に1000件以上要素を指定したときのエラーの対処法

    SQLのIN句に1000件以上指定するとORA-01795: リストに指定できる式の最大数は1000です。のエラーが発生してしまいます。EXISTS句に書き換えられる場合は書き換えてしまうのが一番簡単...